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【避けては通れない】大学職員に求められる英語力

こんにちは。

本日は大学職員に求められる英語力についてお話したいと思います。

 

グローバル化の波が止まらない今の世の中、英語力はあるに越したことはありません。大学業界でもそれは同じです。

留学制度はどんどん充実してきており、最近では卒業要件に海外留学が必須という大学も出てきています。英語での授業や外国人教員の受入れも増えています。

 

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グローバル化が進む中で、大学職員はどのような対応が必要となるのでしょうか。たとえ国際系の部署でなくとも、英語が必要な場面は必ずやってきます。大学の取り組みと、業務の中で英語が必要となる場面を詳しく見ていきましょう。

 

 

目次

 

 

大学のグローバル化とは

大学のグローバル化と聞いて、何を想像するでしょうか。真っ先に思いつくのは留学生関連でしょう。日本政府は2008年に「留学生30万人計画」を発表しました。これは日本への留学生を当時の14万人から、2020年までに30万人に増やす計画です。(2017年5月時点の留学生数は26万人)

留学生の送り出し/受け入れ拡大のため、交換留学、短期プログラム、ダブル・ディグリー、ジョイント・ディグリー、単位認定留学など、海外留学の制度が拡充されています。

 

留学生を増やすために、また大学で不便なく過ごしてもらうために学生向けの各種資料や校内掲示物の英語化は必須です。更には英語のみで実施する授業も近年増えてきています。

 

留学生の送り出し/受け入れ人数の拡大、それに伴う学内の英語化、グローバル人材育成のための英語プログラムの充実などが、大学のグローバル化の取組みになります。

 

英語が必要となる場面

大学職員として働くにあたり、具体的にどういった場面で英語が必要となるか、体験談も踏まえて紹介していきます。

 

・窓口での対応

学生課に配属された場合は、窓口での対応が必要となります。自分の担当業務については、簡単な英語で学生に対応する場面が出てきます。当然のように英語で話しかけてくるので、頑張って対応しましょう。

 

・学生向け各種資料、校内掲示の英語化

学生向けに資料や掲示を行う部署では、英語化の対応が必要となります。履修案内等の重要な物は業者に外注するか英語に長けた専門の部署で英語化されますが、各部署で作成される細かい案内資料や掲示については、各部署での対応が基本になるかと思います。そういった場面で英語が出来ると重宝されます。

 

・留学、国際担当

言わずもがな、国際担当に配属された場合は留学生・海外の大学などとのやり取りが主な仕事となります。海外の大学や留学フェアに出張し、自身の大学の紹介を行うこともあります。こういった部署への配属を希望される方は、英語力は必須です。

 

・イベントでの対応

学内イベントの中で、留学生への対応が必要となる場合もあるでしょう。代表的なのは入学式や卒業式です。特に9月入学式・卒業式がある場合、出席者の半数以上は日本語が話せないと考えて良いです。

 

 

大学職員に求められる英語力

以上のことから、大学職員に求められる英語力は、主には窓口や対面で発生するスピーキング/リスニングが主です。外国人留学生は突然やってくるので、その場での対応力が重要となります。経験上、スピーキングは身振り手振りと資料を見せながらで何とかなるので、リスニングが最重要ではないでしょうか。まず相手の言っていることが分からなければ何も出来ないので。

言わずもがな、国際系の部署を目指す場合にはビジネスレベル以上の英語が必須となります。

 

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いかがでしたでしょうか。

大学職員に求められる英語力は高まっており、それはこれからも続くと見てよいでしょう。特に中途採用での転職を目指す方は、英語が出来るとそれだけでプラスです。