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【見逃し注意!】学校法人に就職しても、大学職員になれるとは限らない

こんにちは。

本日は大学職員を目指している皆さんに、大学職員になれるとは限らないということをお伝えしたいと思います。

 

いや、そんなことわざわざ言われなくても・・・中途採用の倍率が高いのはネットで散々言われてるし、なれるとは限らないことぐらいわかってるよ・・・という声が聞こえてきそうですが、そういうことではありません。

 

選考を通過し、学校法人へ就職しても、大学職員になれない可能性があるのです。

 

どういうことでしょうか?

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学校法人とは

私立大学職員を目指す皆さんは、念願かなって選考を通過した場合、学校法人に就職することになります。

学校法人とは、言うまでもなく私立学校の設置を目的として設立される法人のことです。お分かりでしょうか。「私立学校」の設置を目的とした法人です。

 

学校法人を構成する組織

察しの良い皆様であればもうお分かりでしょう。

学校法人が運営するのは、大学だけとは限りません。短期大学、高等学校、中学校、小学校、幼稚園まで。ポイントとしては、同一の学校法人が運営する学校が、必ずしもエスカレーターの一貫校とは限らないというところです。一貫校であれば名前ですぐにわかりますが、エスカレーター式でもなければ名前も全く違う学校が、同じ学校法人に属しているといったことがあります。

選考を受ける際には、その学校法人の組織について、きちんと調べるようにしましょう。

 

さらに言うと、医学部、歯学部のある大学についても注意が必要です。

日本では大学設置基準により、医学部または歯学部を置く大学には、教育研究に必要な施設として「附属病院」を設置するよう定められています。医学部、歯学部のある大学を運営する学校法人には、大学附属病院も存在しているということになります。

 

大学以外の配属はあるのか

こんなタイトルの記事を書いていることから分かるように、あります。新卒で入社してきて最初の配属が附属病院や高等学校、中学校だったという例は珍しくありません。人事異動に関しても普通にあります。

管理人が転職活動の際に選考を受けた中には、「大学に配属とならない可能性もあるが、大丈夫か?」と聞かれたところもありました。その時は事前に下調べをしており、可能性があることが分かっていたので、うまく質問に答えることができました。大学職員を目指している皆さんも、是非こういう可能性があるということを、覚えておくと良いと思います。

 

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いかがでしたでしょうか。

大学職員を目指していたはずが、大学職員になれない。不思議なことのように感じますが、配属や異動が思った通りに行かないことは民間企業でもよくあることです。一貫校や附属病院であっても、学校法人に勤めていることに変わりはありません。大学職員を目指している皆さんは、まずは学校法人への就職を目指しましょう。