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【永遠のテーマ】大人なのか子どもなのか。大学職員の学生との関わり方

こんにちは。

今日は大学職員の学生との関わり方についてご紹介して行きたいと思います。

 

大学職員といえば、やはり学生と接する機会が多いことが特徴です。大学職員への転職を目指されている人には、学生と関わり、社会に送り出す手助けをしたいという動機の方も多いのではないでしょうか。

 

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そんな大学職員の業務の中で、「学生とどう接するか」は非常に難しい問題です。永遠のテーマと言っても過言ではないと個人的には思っています。皆さんは、職員として学生とどのように接するべきと考えますか?

 

 

 

学生と接するスタンスは人それぞれ

学生とどのように接するかは、大学によって、また職員によってかなりの違いがあります。1人前の大人として考える人もいれば、まだまだ子どもと考える人もいます。

大学は4年間あるので、1年生なのか4年生なのかによってもかなり異なってきます。1年生はついこの前まで高校生なので、やはりまだまだ子どもっぽい印象は拭えません。4年生は就活を乗り越え、サークルやゼミで後輩の面倒を見る立場でもあるので、非常にしっかりしていることが多いです。学生の成長を見ていると、大学生活は人格形成において非常に重要な4年間だなぁと感じます。

 

管理人の務める大学では、基本スタンスとして「大学生は1人前の大人」として扱い、接するようにしています。

 

大学生はまだ子ども

学生を子どもと考える大学はどのように学生と接するのでしょうか。

 

・あまり堅苦しい言葉は使わず、フランクに話す

・わからないことは、手取り足取り教えてあげる

・トラブルや面倒ごとは親身になって相談に乗り、解決まで一緒に動く

・少々の遅刻やミスなどは大目に見てあげる

 

「子ども扱いする」と聞くと、学生を舐めているようで嫌な感じかもしれませんが、厳しく接しすぎず、親身になってあげる、というイメージでしょうか。大学生とはいえ、まだまだわからないことは非常に多いので、このようなスタンスの大学は多いです。職員からすれば多少面倒のようにも感じますが、トラブルや面倒が大きくなる前に相談に乗り、解決できるともいえます。

 

 

大学生はもう大人

学生を大人と考える大学はどのように学生と接するのでしょうか。

 

・一人前の大人として、タメ口などは使わず、きちんと対等に話す

・わからないことは、自身で調べさせる

・トラブルや面倒ごとは最低限のアドバイスに留め、自分で解決させる

・少々の遅刻やミスなども厳しく指導する

 

一人前の存在として対等に接し、依頼などにもきちんと応じます。が、ろくに調べて来ない、自分で何も考えていない、人に物を頼む態度が悪いなどの学生には厳しく指導をします。人を怒るというのはパワーがいるので、これもなかなか大変です。また基本的には学生に任せる放任主義と言えるので、トラブルに巻き込まれるなどした場合、きちんと経過観察をしていないと知らない間に大きな問題になってしまっている、ということも考えられます。

 

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いかがでしたでしょうか。大学には色々な学生がいて、色々なことを考えています。ベストな対応はその時々によって異なってきます。「学生とどう接するべきか」は大学職員にとって考え続けなければならない問題だと思います。