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【転職体験談】大学職員の志望動機と入社後のギャップ

こんにちは。

今日は私が大学職員になろうと思ったきっかけや志望動機、および入社後のギャップについてお話したいと思います。これから大学職員への転職を考えている方や、現在大学職員を目指して転職活動中の方に参考にして頂ければ幸いです。

 

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大学職員を知ったきっかけ

管理人は新卒採用で日系大手メーカーに就職し、社会人生活をスタートさせました。メーカーなので金融や商社ほどのプレッシャーは無いだろうと思ったら大間違い。待ち受けていたのは仕事漬けの毎日でした。一時期は毎日終電近くまで残業し、帰ったら寝るだけの日々が半年ほど続いたこともありました。その時の月の残業時間は100Hを越えることも。そんな状況の中で転職をしていく同僚や同期も出てきました。転職をした同僚のうちの1人が大学職員になった、と報告してくれたことが、管理人が大学職員という仕事を知るきっかけでした。

 

大学職員の志望動機

相変わらず仕事は残業続きの毎日だったので、そのうち真剣に転職を考え始めました。「そういえば大学職員に転職していった同期がいたなぁ」と思って軽い気持ちで大学職員を調べてみたところ、次々と出てくる甘い言葉の数々。「給料も良いし、残業もない、ノルマも数字目標も無い。大学職員なるしかないじゃん!」正直なところ、これが大学職員の最初の志望動機でした。人間そんなもんですよね。

思い返してみれば新卒の就職活動時代から特にやりたいことがなく、志望業界が決まらないことが悩みでした。管理人にとって仕事はただのお金を稼ぐ手段であり、何かに関わってみたいとか、大きなことを成し遂げたいという思いを抱いたことはありませんでした。一方で、大学生活ではサークルやゼミに所属し比較的充実した時間を過ごせており、大学という空間は好きでした。そんな自分の大学生活を振り返って考えて、大学に携わることで社会に貢献できる仕事であればやってみたいなと思いました。自分の中でやりたい仕事がはじめて見つかった瞬間でした。

 

もちろん、そんな志望動機は面接で言えるはずが無いので、それだけではなくエントリーシート・面接に向けて志望動機を考えました。

 

・これから変革をしていかなければならない業界であること

少子化グローバル化、入試改革、就職活動など、大学業界の課題は非常に多いです。入試改革は2020年に迫っており、就職活動の時期や方法についてのニュースも最近多く取り上げられています。大手大学職員の待遇の良さばかりが取り上げられがちですが、はっきり言って大学業界の未来はかなり厳しいです。これから大きな転換点を迎えるであろう大学業界は困難も多いと思いますが、その分やりがいもあると考えました。

 

・高等教育に関わることで社会貢献ができること

大学教育は大学全入時代のいま、社会人になる手前の最後の教育段階であり、非常に重要な役割を持っています。高等学校までとは異なり、比較的自由に過ごせる大学時代は、人格形成に大きな影響を与えます。充実した大学生活を送ることができれば、人間的に大きく成長することができますが、逆に目標が見出せずに4年間を棒に振ってしまう、精神的に病んでしまうといったことも考えられます。新入社員に求められる能力や役割が高まっている中で、大学が社会で果たすべき役割は大きいです。充実した学生生活をおくれるよう大学の環境を整え、学生を社会に送り出すことで社会に貢献したいと考えました。

 

いま改めて考えてみると、うーん?と思うような部分もありますが、ご参考までにということで載せておきます。本音と建前をあわせて整理すると、こんな感じです。

 

・給料が下がらない

・残業時間が少ない

・ノルマや目標はなくプレッシャーが少ない

・大学に関わることが出来る

・変革を迎える業界でやりがいがある

・高等教育に関わり社会貢献できる

 

入社後のギャップ

では、入社後のギャップはどうだったのか、見ていきたいと思います。

 

・給料が下がらない

基本給ベースではあがりました。残業代も含めて考えると、さすがに残業100H時代と比べた場合さがりますが、給料に関して大きなギャップはありませんでした。

 

・残業時間少ない

これは部署や時期によるとしか言えませんが、平均して考えると残業はかなり少なくなりました。残業時間に関しても大きなギャップはありませんでした。

 

・ノルマや目標はなくプレッシャーが少ない

ノルマや目標はありませんが、学生や保護者、外部の方と直接対峙する機会が圧倒的に増えました。トラブルが起きることは多いですし、中にはメチャクチャ言ってくる人もいます。起こった出来事に対して瞬時に適切に対処しなければいけない、というノルマ等とは別のプレッシャーがあります。

 

・大学に関わることが出来る

これについては他の記事でも述べていますが、附属学校や附属病院などがある場合、大学職員であっても大学に関われるとは限らないので注意が必要です。

 

・変革を迎える業界でやりがいがある

まさにいま、変革に向けて様々な課題に対しての議論が行われています。職員も課題解決に向けて積極的に関わることが求められています。

 

・高等教育に関わり社会貢献できる

高等教育に関わるという点では、やはりメインは教員になります。しかし職員が関わる機会はゼロではなく、直接ではなくとも全てが大学運営に繋がっているので、この点についても大きなギャップは無いと言えると思います。

 

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いかがでしたでしょうか。大学職員の志望動機について悩まれている方も多いと思いますが、1つの参考にして頂ければと思います。