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【大学職員への転職】面接に臨む際におさえておきたい学生と接する時の基本マインド3つ

こんにちは。本日は大学職員への転職を考えている皆さん向けに、学生と接する時の基本マインドについて考えていきたいと思います。接し方なんて人それぞれ、大学によっても異なるといってしまえばそれまでですが、自分なりに学生と接することになった場合をシミュレーションしておくことは非常に有効です。

 

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  • 採用面接での体験談

なぜこの話をするのかというと、私自身が中途採用面接の場で「もし学生が~~~という相談をしてきた場合、どう対応するか?」という質問をされ、かなり深堀りされたからです。当時の私の回答は、要約すれば「学生の悩みをきちんと受け止め、解決するまでとことん付き合いサポートをする」というものでした。これも1つの正解であり、おそらく面接の場でこういう回答をする方は多いと思います。しかし大学職員の対応としては間違いだと今では思います。

 

  • 学生と接する時の基本マインド3つ

マインドの前に、大学の役割の改めての確認です。大学は高等教育機関にあたります。義務教育ではありません。学生と接する時にも、この「高等教育機関」であることがポイントとなります。

 

マインド1:自分で解決させる

1つ目は、自分で解決させるということです。主に困っていることに関しての相談があったときに意識すべきことです。相談には乗りますが、自分で考えて行動するよう促します。何にも出来ない子どもではないので、そこまで大げさなサポートは不要ということです。中にはとんでもない相談をしてくる学生もいますが、基本は自分で考え行動するよう伝えます。

ただ、ヒントを与えずに放任しすぎてしまうと、考えた結果わけのわからない行動に出て近隣からのクレーム等に繋がる場合もあるので、このあたりのバランス感覚には注意が必要です。

 

マインド2:公平に接する

2つ目は、公平に接するということです。これも困ったことに関する相談が来たときに意識すべき点です。例えば、レポートの提出期限や履修登録の締切などを過ぎてしまい、やむをえない事情だったので・・・と言い訳を並べてくる学生がいますが、他の学生を断っているのであれば不公平になってしまいます。この理由ならOK、この理由ではNGというのが対応した職員で変わってしまうのは論外です。手を差し伸べてあげたい学生が来ても、公平性を意識して接するようにすべきだと考えています。だからこそ、期限後の提出等のルールについては、事前の案内で想定できる限りのことを定めておくことが重要です。書面等に残しておきさえすれば、ゴネる学生がいたとしてもそれを盾に断ることができます。

 

マインド3:教育的指導をする

3つ目は、教育的指導をするという点です。これはトラブルを起こして相談しに来る学生や、無茶な要求をしてくる学生に接する際に意識すべき点です。職員といえど教育機関の一員なので、問題のある学生がいたら指導をすることが必要となります。叱り付けるということではなく、教育的指導というところがポイントです。明らかに態度の悪い学生や問題のある行動をする学生がいた場合、こちらがキレてしまったら終わりです。グッとこらえて、何故ダメなのか、どうすればいいのかを教え、自分で考えさせることが重要です。また教育的指導というところで、一度の失敗で見捨てるのではなく、もう一度チャンスを与えてあげるという点も重要だと思っています。

 

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いかがでしたでしょうか。学生と接していると本当に様々な学生がいて、相談事も千差万別です。そこに決まったマニュアルは存在しません。なので対応にあたっては「基本となる考え方」を理解することが重要です。今回ご紹介したのは私の考えですが、面接では自分としての考えを持った上で、大学としてどういう考えを持っているかを聞くのもよいかもしれませんね。