【冬の風物詩】大学職員の入学試験業務
こんにちは。本日は大学職員の冬の風物詩、入試についてご紹介していきたいと思います。大学職員にとっては、年が明けるとすぐにやってくる入試イベント。これを乗り越えると、春がやってくる感じがします。それではいきましょう。
- 入試について
大学入試は近年多様化が進んでおり、様々な出願方法があります。一般入試、センター利用入試、指定校推薦、自己推薦などなど・・・大学ごとに様々な出願方法が増え続けています。選考を受ける大学にどういった入試があるのかは、一通り把握しておきたいところです。
それでは実際大学がどのようなスケジュールで入試を行っているのか、ここでは亜細亜大学を例にとって見てみたいと思います。
https://www.asia-u.ac.jp/admissions/schedule/
平成31年度入学試験日程
《1次審査》 平成30年10月14日(日)
《2次審査》 平成30年11月17日(土)・18日(日)両日
推薦入試
・グローバル人材育成入試 平成30年10月14日(日)
・ホスピタリティ推薦入試 平成30年11月18日(日)
・スポーツ・ホスピタリティ推薦入試 平成30年11月17日(土)
・公募推薦入試 平成30年11月25日(日)
・一芸一能推薦入試 平成30年11月25日(日)
スポーツ推薦入試[I期] 平成30年11月25日(日)
スポーツ推薦入試[Ⅱ期] 平成31年2月5日(火)
一般入試
一般入試(学科別) 平成31年2月3日(日)~5日(火)
全学統一入試:前期 〈全国19会場〉 平成31年2月2日(土)
全学統一入試:中期 〈首都圏4会場〉 平成31年2月14日(木)
全学統一入試:後期 平成31年2月25日(月)
その他の入試
特別推薦入試 平成30年11月25日(日)
帰国生入試 平成30年11月25日(日)
社会人入試 平成30年10月14日(日)
外国人留学生入試
【A方式】平成30(2018)年11月25日(日)
【B方式】平成31(2019)年1月13日(日)
【C方式】書類審査
編入学試験 平成30年10月14日(日)
いかがでしょうか?こんなにあるのか・・・ということが少しでも伝われば幸いです。亜細亜大学は5つの学部を持つ大学ですが、学部5つでもこれだけの入試の種類、日程があります。当然のことながら学部が多ければ多いほどさらに入試の日程は増え、大変さは増していきます。さらに注目して欲しいのは全学統一入試です。全国19会場での実施となっています。この規模でイベントをするのを想像するだけで、大変さが分かっていただけると思います。
- 入試での大学職員の業務
入試の業務について、事前の準備・当日・試験終了後にわけてご紹介したいと思います。入試業務は入試課などの専門部署があり、その部署が担当している大学が多いです。ただ当日は入試課だけでは到底人が足りないため、部署に関わらず出動要請が出ます。
■事前準備
主に受験者向けの案内や広報、願書の受付などがあります。試験問題の作成や、新たな入試制度の検討は教員が行います。
・受験者向け広報
・入試スケジュール策定
・入試要項の作成
・願書受付
・当日の教室割り振り
■当日
当日は会場の設営、案内誘導、試験監督などの業務があります。試験監督は教職員が協力して実施する大学が多いのではないでしょうか。試験監督中はクレームや問題訂正が発生する可能性があるので、緊張感のある業務です。また入試の緊張からか、体調不良を訴える受験生も少なくありません。
・会場設営(各種案内板など)
・教室設営
・教室までの案内誘導
・試験監督(問題の配布・回収、問題訂正、各種クレーム対応)
■試験終了後
試験終了後は教員で採点を行い、合格発表をしていきます。最近は昔ながらのキャンパス掲示も少なくなり、Webでの合格発表が主でしょうか。辞退者等も鑑み、補欠合格者もあわせて実際の入学者をコントロールしていきます。決してミスの許されない業務です。
・合格発表
・合格者への案内
・入学手続き
- 入試で大変なこと
他の色々なイベントと似ていますが、入試はとにかく数との戦いです。膨大な受験生を相手にし続け、長い入試日程を乗り越える必要があるので体力勝負な面があります。あとはもちろん、それぞれの受験生の人生がかかっているので、クレームや事故、そしてミスのないよう、緊張感を持った適切な対応が求められます。
いかがでしたでしょうか。大学職員ならではの業務である入試、1番受験者数の多い一般入試は冬なので、寒さとの戦いでもあります。ちなみにこの時期に体調を崩すと周りから白い目で見られること必死なので、大学職員はインフルエンザ予防注射は必須です。