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【転職前に要チェック】大学職員を辞めたいと思う人の特徴5つ

こんにちは。本日は大学職員を辞めたいと思う人の特徴5つについて考えていきたいと思います。最近はインターネットで調べるとすぐに「高給」「ホワイト」「ノルマ無し」などと並べ立てられ、「めちゃくちゃ楽な仕事」というイメージがついている大学職員ですが、毎年辞めていく人は一定数存在しています。彼らはなぜ大学職員を辞めていったのか、大学職員は本当に「めちゃくちゃ楽な仕事」なのか。私の周りで起きた体験を元に、ご紹介していきたいと思います。

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  • 大学職員を辞めたいと思う人の特徴① 単純作業が嫌い

特徴その①は「単純作業が嫌い」です。

大学職員の仕事の多くは事務作業であり、単純作業であることが多いです。膨大な量の作業を以下に効率化するか、というのが頭の使いどころな訳ですが、中にはどうしても省略できないような作業もあります。そんな作業を1日中、あるは1週間繰り返さなければならないような時に、以下に心を無にして立ち向かえるかが問われます。ちなみに私はこの手の作業がものすごく苦手です。

 

  • 大学職員を辞めたいと思う人の特徴② 飽き性

特徴その②は「飽き性」です。

大学職員の仕事の多くは大学行事の日程に沿って発生します。試験の前には問題の用意をする、成績発表の前には成績をまとめる、オープンキャンパスが来ればイベントの準備をして、入学試験が来たら受験生を迎え入れる。新学期の前にはガイダンスの準備です。このように、ほとんどの仕事は大学行事に関して発生します。上記の多くは学生課・教務課の仕事ですが、法人系部署の仕事もある程度ルーティン化されています。つまりは毎年同じことの繰り返しです。勘違いして欲しくないのは、毎年全く同じことを繰り返せばいいわけではありません。センター試験の実施方式や就職活動のルールなど、大学の周りの状況はどんどん変わっていくのでそれにあわせた変化をしていく必要があります。ただ、毎年やってくる行事は基本的には変わらないので、それに飽きずに毎年コツコツと改善を積み重ねることが求められます。

 

  • 大学職員を辞めたいと思う人の特徴③ 縛られたくない

特徴その③は「縛られたくない」です。

大学職員は、仕事柄あまりオフィスから出ることはありません。1日中座っていられない人にはあまり向いていないと言えるでしょう。また大学という環境からなのか、職場のルールが厳しいという声もよく聞きます。そういった意味で、外回りの営業などと比べれば社内のルールに縛られることが多いといえます。

 

  • 大学職員を辞めたいと思う人の特徴④ 自己主張が強い

特徴その④は「自己主張が強い」です。

大学が教育・研究機関である以上、担い手は大学教員になります。教員がやりやすいよう、制度を整えたり、裏で支えたり、下調べをしておいたり、準備をするのが職員の務めです。決して自己主張するなといっているわけではなく、もちろん働く上で自分の主張をすることは不可欠です。しかし、大学職員である以上、自己主張を抑えなければいけない場面もあります。教員の会議の場で、「あぁ、自分ならこうするのに、こうすればいいのに」と何度思ったことか。そう言い出したい自分を抑えて、淡々と議事録を取り続けなければならない、そんな場面もあります。

 

 

  • 大学職員を辞めたいと思う人の特徴⑤ 革新的

特徴その⑤は「革新的」です。

革新的なのはとても良いことで、私も常に前年踏襲にとらわれずにより良い方法を考えようと心がけています。しかし、あまりに革新的すぎると大学職員には向かないかもしれません。大学の決まりごとは全て「大学規程」に定められており、それに沿って業務が決められています。それを大幅に変えようとすると「規程」そのものを変える必要があり、変えるには××委員会を通過して○○理事の決裁が必要・・・と、なかなか簡単には行きません。変えたくても変えられない、そんな現状にうんざりして、他の組織に移ることを考えてしまうでしょう。

 

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いかがでしたでしょうか。「めちゃくちゃ楽な仕事」というイメージがついている大学職員ですが、実態はそうでもないことが多いです。聞いていた話と違う!とならないよう、しっかりと大学職員の業務を理解した上で、転職につなげて頂ければと思います。