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【次長との飲み会編】大学職員への道Vol.19

こんにちは。新卒で日系大手メーカーに営業職として入社、月残業100時間超の激務を経験した後、大学職員へ転職した私の、転職を検討し始めてから入社に至るまでに経験したこと全てを公開しています。 『社蓄が私立大学職員になるまでの半年間の全記録』シリーズとして、大学職員への転職を検討している皆様に、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。 転職活動の合間にでもご覧ください。 今回は【次長との飲み会編】となります。

 

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  • 前回までのあらすじ

A大学からの内定通知を受け取った翌日、退職に向けて早速上司である次長に退職の意思を伝えた管理人。その後、早速その日の夕方に飲み会に呼び出された。直属の上司である課長も加わり、飲み会という名の面談が始まる。

 

  • 飲み会開始

席について早速、その話が始まりました。

課長:次長からきいたぞ!ひどいじゃねーか!なんで言ってくれないんだよ!

私:すみません、なんかタイミングがあわず・・・次長に直接話してしまいました。

(あなたに相談したところで何も変わらないでしょうし・・・)

課長:まぁそれはいいとして、いつ頃から考えてたの?

私:半年ぐらい前からですかね。

次長:きっかけとかはあったの?

私:うーん・・・明確なものはなくて、周りの同期が転職していく中で、うっすら考え始めた・・・という感じです。

課長:その時に相談してくれればなぁ。

私:すみません。

あなたに相談したところで何も変わらないでしょうし・・・。というかどうせ止められるだけだし転職を考え始めたときに相談するという発想が無かった)

課長:何社ぐらい受けたの?

私:3社です。

課長:それにしても大学職員って、なれるものなんだね。もしやコネとかあったの?

私:いやいや、あるわけないですよ。

課長:そうかー、転職かぁー・・・。

 

  • 転職理由について

次長:今の仕事、最近はかなり忙しいと思うけど、何か不満とか悩みとかはある?

私:いえ、不満は特に無いです。

次長:そうか。ならよかった。じゃあお昼にも聞いたかも知れないけど、転職をする理由は?

私:元々大学に携わりたいと考えていました。転職を考えていたタイミングでたまたま募集があったからです。

次長:今の会社は、希望していなかったということ?

私:うーん・・・していなかったわけではないですが、そこまで深く考えて入社したわけでもないです。

課長:何となく入っちゃったってことか(笑)

私:否定は出来ないです・・・。

課長:大学に携わるなら、職員ではなく教員という選択肢は無かったの?

私:それは色々とハードルが高いので、現実的に考えられませんでした。

課長:そんなことないだろう。一旦は今の会社で働きながら大学院へ行くとか。

私:あまり考えられないですね。教員としてというよりは職員を考えています。

課長:うーん、俺はそうは思わないけど。

 

  • 大学業界について

次長:いま入社して4年目だよな。本当にこれからというときで、こっちとしては期待していたから残念だし、もったいないと思ってる。

私:そういっていただいてありがとうございます。

次長:これまでとは全く違う業界に移ることになるわけで、また一から出直しで大変なことが多いと思うけど、その覚悟は出来ている?

私:はい、もちろんです。この会社で学んだことは活かしつつ一から頑張りたいと思います。

課長:大学業界ってどうなの?少子化の世の中で大丈夫なの?

私:その通りで、決して安泰ではないと思っています。その分変化していかなければいけないので、やりがいはあると思っています。(この会社も決して安泰ではないと思っていますし・・・)

課長:そうだよなぁ。もう一度考え直してみてもいいんじゃない?

私:いえ、決めたことなので。(この会社も決して安泰ではないと思っていますし・・・)

 

  • 今後の話

次長:なるほど、話はわかりました。わかったんだけど我々の立場的にすんなりと受け入れられないことも分かって欲しい。正直な話、今回は部長から「絶対に止めてこい」と言われている。今の話を聞いて、決意が固いことは我々から伝えるけど、それで納得するような人じゃないから、何らかの連絡が行くことは覚悟しておいてほしい。

私:そうなんですね。わかりました。覚悟しておきます。

次長:部長の話を抜きにしても俺としては非常に残念だけど、言っても無駄みたいだからこれ以上は止めません。あとは自分で責任を持って、覚悟を決めてやってください。

私:わかりました。ありがとうございます。

 

  • 面談終了

こうして飲み会が終わると同時に、今度は部長との面談が確実に発生するであろうことが示唆されました。なんてこった。

面談では2人ともグイグイ来る感じの人ではなかったこともあり、そこまで強烈な引き止めはありませんでしたが、まぁあれやこれやと理由をつけて止めようとしてくる感じが伝わっているでしょうか。課長は終始よくわからないことを言っていましたが、次長が話の分かる人でよかったです。やはり最初に次長に相談したのは正解でした。味方についてくれそうなキーマンを見極めて話を持っていく。社会人の基本ですね。

 

あとは、やめる意思が固いのであれば「現状に不満がある」ではなく、「もともとやりたかった」や「やりたいことができた」などのプラスの理由にすること。不満を挙げると、不満を解消すれば引き止められるのでは?と思われます。

 

職交渉のポイントについては以下の記事にまとめています。

 

university-staff.hatenablog.com

 

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1番のポイントは、「退職させて欲しいと思っています」のような相談をするのではなく、あくまで「退職します」と自分の意志を伝えることだと思います。退職は会社と相談して決めることではなく、会社が拒否できるものではないので、自分の意志をしっかりと伝えることが大切です。