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【退職手続き編】大学職員への道Vol.22

こんにちは。新卒で日系大手メーカーに営業職として入社、月残業100時間超の激務を経験した後、大学職員へ転職した私の、転職を検討し始めてから入社に至るまでに経験したこと全てを公開しています。 『社蓄が私立大学職員になるまでの半年間の全記録』シリーズとして、大学職員への転職を検討している皆様に、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。 転職活動の合間にでもご覧ください。 今回は【退職手続き編】となります。

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  • 前回までのあらすじ

内定をもらってからおよそ3週間、2度の飲み会とカフェでの最終面談を経て、ようやく退職交渉が成立した。やっと年休消化に入れると思いきや、部長からは卒業論文を課され、さらに待っていたのは退職に関する膨大な事務手続き、そして後任への引継ぎ。「人生最後の夏休み」を迎えるための戦いが、今始まる。

 

  • 退職届の提出

さて、退職することが無事決まった今、早速事務手続きです。まずは「退職届」の作成と提出です。よくマンガやドラマで見るアレですね。自分が実際に作成するのは、なんだか感慨深いです。ちなみに、僕は正攻法で課長・次長・部長とそれぞれ面談をして退職にいたりましたが、話を聞いてもらえない場合、いきなり「退職届」を提出するのもアリだと思います。管理人は退職はなるべく「立つ鳥跡を濁さず」の精神で行うべきだと考えているので、出来る限り避けたいことではありますが、話を聞いてもらえないのであれば仕方ありません。

その場合は、きちんと「退職届」を作成してください。間違っても「退職願」とはしないように。退職は本来労働者の権利ですから、上長に願うまでもなく、届出れば成立するものなのです。

 

  • 最終出勤日の決定

退職にあたっては、退職日と最終出勤日を決定する必要があります。退職日は大体の場合は転職先の入社日の前日になると思います。(9/1入社なら8/31が退職日)退職日から取得可能な年休を埋めていき、全て消化できる日が最終出勤日となるわけです。

私の場合は、課長と今後の引継ぎスケジュールなどについて話し合い、入社前に研修がある(大嘘)とかなんとか理由をつけ、残っていた年休を9割方消化し、1か月間の休みを勝ち取ることに成功しました。本当は年休全消化をしたかったのですが、良心の呵責に苛まれ、私が譲歩する形で、5日間ほどは未消化に終わりました…。これは今でも非常に後悔しています。本来であれば全消化することが当然の権利なので、皆さんにはぜひ「年休完全消化」を目指してほしいと思います。

 

  • 退職までの手続き

「退職届」の提出が済むと、人事から分厚い退職マニュアルが送られてきました。管理人はもともと大手日系メーカーに勤めていたので、人事としても退職は日常茶飯事なのでしょう。にしてもマニュアルの分厚さには驚きました。各種アカウントの削除から始まり、源泉徴収など税金や年金関連の手続き、社給携帯やPCなどの備品返却に至るまで、マニュアルはおよそ100ページに渡っていました。退職を防ぐための最終防衛ラインかと思いぐらいの煩雑さ…。まぁどうせ退職していく社員ですから、人事的にはそいつらの手続きがいくら煩雑でも良いと思っているんでしょうか。チクショウ。やるけど。

 

  • 後任への引継ぎ

さて、残すは後任への引継ぎです。私の場合は、ちょうど最終出勤日の2週間前に中途入社で入ってきた人がいたので、その人にまるっと全てを2週間で引継ぎました。営業だったので顧客先への挨拶や、関係部署への挨拶も全てを2週間で行いました。去る者の義務として後任への引継ぎはしっかりとしたいところです。でないとプライベートの電話番号を聞かれて、最悪電話するねと言われてしまいます。

 

  • 最終出勤日

そしていよいよ最終出勤日です。最終日はPCなどを返すぐらいしかやることはない…と思っていましたが、全く持ってそんなことはなく、部長から言い渡された卒業論文の件もあり、ギリギリまで働いていました…。PCを返却する前に、お決まりの退職のご挨拶メールも忘れずに。それが終われば卒業です!!!

 

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いかがでしたでしょうか。退職が決まってからは手続きや引継ぎなどやることだらけで、さらに残業時間がブーストされたような気がします。しかし終わりが見えている分、最終出勤日に向けて心は晴れやかに働いていました。