【転職して感じたこと】大学職員と民間企業の働き方の違い
こんにちは。
突然ですが、皆さんは大学職員の働き方について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
・学生相手だし気楽でいいよね〜
・定時に帰れて給料もいいんでしょ?
・ノルマに追われることもないし平和そうだよね
こういったイメージが先行しているような気がします。これらのイメージはあっている部分もありますが、間違っている部分もあります。今日は大学職員と民間企業の働き方の違いについて、民間企業から転職した私自身の体験談からご紹介したいと思います。
民間企業の働き方
まずは民間企業の働き方からです。管理人は日系大手メーカーの営業として働いていましたのでその時の体験となります。
■仕事内容
・電話応対、事務処理、資料作成(PowerPoint,Excelなど)、プレゼン、打合せなど多岐にわたる
・対お客様の仕事なので、突発的に発生する仕事も多くある
・時には夕方にお客様から「今日中になんとか・・・」と依頼され、断りきれずに夜中まで働くといったことも
・いかに数字目標を達成するかが全て
・新しいアイディアを出し、実現する
■労働環境
・1日のうち、半分はオフィスワーク、半分は外出といった感じ
・ノートPC、スマホが1人1台支給される
・働き方改革はそこそこ進んでおり、自分のデスクでなくとも自社の別事務所や自宅で働くことが可能
■労働時間
・お客様に振り回されることが多々あり、自分でコントロールがなかなか出来ない
・月残業100Hも経験
■関わる人達
・社内の別部門
・お客様
・競合他社
大学職員の働き方
■仕事内容
・電話応対、窓口対応、事務処理、打合せが主。資料作成、プレゼンの機会は圧倒的に少なくなった
・基本的に大学の大きなイベントは決まっているので、先の予定が立てやすく、突発案件も滅多にない
・時間外や休日に設定されている仕事もあり、イベントの際には休日に出勤することも多い
・ルーティンワークの中で、いかに去年度から改善するかが全て
・前年踏襲せず、改善策を出し、実現する
■労働環境
・基本はデスクワーク。外出はあまりない。イベントの時は設営や立ち仕事も
・デスクトップPCと内線が支給される
・そもそもあまり外出しないので、出先や自宅で仕事をすることもない
■労働時間
・先が読みやすいので、自分でスケジュールを立てコントロールできる
・残業は部署によるが、閑散期と繁忙期がはっきりしている
■関わる人達
・学生
・保護者
・学内の教職員
・取引のある企業の社員
など
楽勝で気楽な仕事ではない
色々なサイトで言われているような楽勝で気楽な仕事というわけでは決してありませんのでご注意を。確かに数字のノルマはありませんが、マニュアル通りにこなしていればいいというわけではありません。特に感じるのは改善意識の強さ。前年踏襲をよしとせず、常に業務改善が求められます。
また私立大学は文部科学省が定めている大学設置基準に沿って、様々な規程があります。斬新なアイディアではなく、省令や規程を細かく理解し、それらに乗っ取った丁寧な対応が求められます。
時には事件事故やトラブル、クレーム対応などに追われることも。特に大きなイベントの現場では何が起こるかわかりません。想定外の自体をどこまで事前にシミュレーションし、素早く対処するかが求められます。
民間企業と大学職員の働き方の違い、少しはイメージできたでしょうか。
管理人の場合、営業からデスクワークへ変わったので、働き方が大きく変わりました。業界や仕事内容はもちろん大切ですが、1日の大半をデスクワークで過ごすのか、外出するのかという点は結構人によって合う合わないがあるんじゃないかなと思ったりもします。
結局のところ大学による、部署によると言ってしまえばそれまでなんですが、この記事を読んで、大学職員の働き方があいそうだと感じた方は、是非転職の選択肢に入れてみてください。