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【転職体験談】内定を得たあなたにこれから起こる退職交渉の話

こんにちは。

本日は管理人が転職時に経験した退職交渉のお話をご紹介したいと思います。

転職活動で無事に内定を貰ったら、まずすべきことはなんだと思いますか?親に報告する?恋人に報告する?それもいいでしょう。ですが内定を貰ったら、その翌日にもっとも伝えにくい人に伝えましょう。

 

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一番に報告すべきはそう、あなたの直属の上司です。退職交渉はあなたの思っている以上に大変で、場合によってはかなり難航します。交渉開始は早ければ早いほどいいです。内定後、即座に伝えることが重要です。

 

 

退職の意思の伝え方

退職の意思はまず自分にもっとも近い幹部社員に伝えましょう。マネージャーや課長ですね。ちょっと時間を貰って、会議室等で伝えればいいでしょう。くれぐれも電話やメールで伝えることのないように。退職交渉の基本姿勢は「飛ぶ鳥跡を濁さず」です。たとえ退職しても、いつどこで会うかわかりません。今度は取引先として関わる可能性もゼロではありません。お世話になった人たちからの信頼を失わないよう、真摯な気持ちで行いましょう。ただし揉めた場合にいつ退職の意思を伝えたかのエビデンスはとても重要です。口頭で伝えたのちに、メールでも証跡を残しておけばベストです。

 

ポイントは、「転職先が決まったので、退職をします」と言い切ることです。「転職を考えているのですが」とか、「退職をしたいのですがよろしいでしょうか」などのように許可を求めたり相談してはいけません。退職することは認められた権利なので、別に相談する必要はありません。自分の意思をハッキリと伝えるようにしましょう。マネージャー・課長クラスにを速やかに説得し、部長・本部長クラスへ上げてもらうようにしましょう。

 

退職交渉で起こること

どんなにハッキリと自分の意思を伝えても、上司たちは退職の理由を問いただし、何かにつけて反対し、思いとどまらせようとします。当然です。残念ですがそれが彼らの仕事なのです。あなたが優秀であればあるほど、上司としては失いたくはない貴重な戦力と言えます。また、部下の退職は幹部社員の評価に直結します。

 

何度も飲み会に連れ出され、しつこく説得され、時には嫌な思いをすることもあるでしょう。しかし、それが彼らの仕事なのです。ここは大人になってグッと我慢しましょう。決して仕事への不満や評価への不満を言ってはいけません。それは信頼を失うことに繋がるのはもちろん、「その不満を解消すれば残ってくれるんだ」と彼らに希望を与えることになるからです。ちなみに上司が評価や給料、仕事内容の改善をその場で約束してくれたとしても、それが実現する望みは薄いです。「他にやりたいことができた」「前々から持っていた思いを実現したい」などポジティブな理由を伝えましょう。

 

中にはなかなか部長クラスに話を上げてくれない幹部社員もいるでしょう。ラチがあかない場合、自分で部長クラスや人事部へ話を持っていきましょう。その時に、最初に伝えた時に残しておいたメールの証跡が役に立ちます。ほとんどの会社では「退職をする際は退職日の〇〇日前に上司に伝えること」といった規則があるはずです。メールを残しておけば、最初に伝えた日から数えて最短での退職が可能です。所属長を説得することが出来れば、もうほとんどクリアです。

 

有給完全消化を目指して

退職の意思を伝え、説得することができたら退職までのスケジュールについて速やかに上司と相談をしましょう。上司はできるだけ長くいてほしいと言います。それが仕事ですから。しかし、そんなことはこっちの知ったことではありません。有給休暇は認められた権利であり、退職時には100%消化するのが当たり前です。変な遠慮をする必要はありません。有給休暇の完全消化を前提として、スケジュールの交渉に臨みましょう。

 

管理人は「後任の人が来るのが少し先になる」だの何だのと理由をつけられ、最終的に押しに負けて5日間ほど未取得に終わり、完全消化とはいきませんでした。なぜあそこで引き下がってしまったのか…今でも後悔しています。管理人のような思いをしないよう、前々から強い気持ちを持って交渉を行いましょう。

 

引き継ぎはしっかりと

スケジュールが決まればあとはキッチリと引き継ぎをするだけです。繰り返しになりますが「飛ぶ鳥跡を濁さず」です。適当な引き継ぎをして迷惑をかけてしまうと信頼を失い、後々のトラブルに発展する可能性もあります。もう苦しかった職場での勤務も残りわずかです。これまでお世話になったことを忘れずに最後まで頑張りましょう。

 

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いかがだったでしょうか。退職交渉はとにかくスピードが命。真摯な姿勢を忘れず、だけど強気に遠慮せずに言うことです。そこを乗り越えれば転職者の特権である有休消化期間!なかなか味わえることのない、人生の夏休みを謳歌してください!