【エントリー編】大学職員への道vol.4
こんにちは。新卒で日系大手メーカーに営業職として入社、月残業100時間超の激務を経験した後、大学職員へ転職した私の、転職を検討し始めてから入社に至るまでに経験したこと全てを公開しています。
『社蓄が私立大学職員になるまでの半年間の全記録』シリーズとして、大学職員への転職を検討している皆様に、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
転職活動の合間にでもご覧ください。 今回は【エントリー編】となります。
- エントリーにあたっての下準備
応募すると決めた段階で、書類提出締切まで残り2週間しかなかったので、すぐに準備に取りかかりました。具体的には、企業HPのIR情報に載っている「事業報告書」や「決算報告書」の隅々まで目を通しました。チェックポイントは以下の点を特にチェックしていました。
・事業内容は何か。最近新しく始めた事業はあるか?
・主力事業は何か。各事業の売上、利益の比率は?
・企業理念は?
・現在の経営トップの方針は?
・今後10年間の中期事業計画は?
これらの情報は、IR情報を公開している上場企業であれば企業HP上に全て公開されています。なんだかんだで企業の方針はトップの考え次第なところがあるので、トップの方針や中期事業計画といったところは特に重要です。営業時代は顧客のこういったの情報を読み漁っていて、トップが変われば方針も変わり、それが報告書に現れることを身にしみて分かっていたので、くまなく確認するようにしていました。
その情報を元に、時間があってツテがあればOB・OG訪問をするのがベストでしたが、時間もツテも無かったためにそれは断念しました。
トップの方針が現場にどのように下りてきているのかや、実際現場で起きていることが聞けるOB・OG訪問はとても貴重な機会です。面接でOB・OG訪問の有無を聞かれることもよくあります。疲れるし面倒だとは思いますが、受ける企業の社員にツテがあるのであれば迷わずOB・OG訪問を実施するのが吉です。
徹底的に下調べをしたら、いよいよ職務経歴書とエントリーシートの作成です。
エントリーシートの方は新卒の就職活動時代にたくさん書いたので、あまり戸惑いはなかったですが、「職務経歴書」は中途採用ならではの書類だったので、何を書くべきなのか少し悩みました。職務経歴書やエントリーシートを書く際のポイントについて、別エントリーにまとめているのでよければご覧ください。
university-staff.hatenablog.com
職務経歴書とエントリーシートを作成した後に、本来であればエージェントに添削等を依頼したいところですが、時間が限られている関係でエージェントに相談はしていなかったので、今回は学生時代の友人に添削を依頼しました。もちろん私とは別の会社で、全く違う業界で働いている人です。添削を頼むのであれば、出来るだけ自分と遠い業界で働いている人に頼みましょう。そういった異なるバックグラウンドを持つ人にもすんなり受け入れられる書類を作ることが大切です。
- エントリー完了
そんなこんなで、応募を決めてから2週間で何とかエントリー書類一式を提出することが出来ました。
紙ベースの提出ではなく、Webサイトを通じて入力する方式だったのでとても助かりました。いまどき紙での提出を求めてくる企業は、それだけで受ける気力が失せますね。結果通知は1週間後なので、よい結果が来ることを祈りつつ過ごすのみです。
2週間という短期間で走り抜けたエントリー。正直いって仕事をしながらのエントリー書類作成はめちゃくちゃしんどかったです。22時に帰宅して、そこから書類作成に取り掛かる日々が続いていました。
ですが、自分がこれまでやってきたことや身につけたスキル等を他人に伝わるように言語化することは、仕事にもプラスになった気がします。自分を客観視することはとても大切ですね。そういった意味で、現職に特に不満がなくても、視野を広げるために転職活動してみるというのも良い経験かもしれません。
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